つばさブログ

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ワンマンライブとは違うフェスでの【クリープハイプ】の顔〜ビバラでの出来事〜【ライブレポート】

フェスでのクリープハイプは、ワンマンの彼らとは全く違う表情で太客にとってはそれはそれでおもしろい。

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このライブレポートを書く上で一つ断り。
それはビバラのステージで尾崎さんが「ロックフェスというのは、パソコンとかスマホの画面上でライヴレポートを見ても、なんにも伝わらないと思います。」と言う発言を実際に耳にし、同感した上で書いているということです。

 

開始時刻となり、ステージは暗転。
いつものようにSEなしでぬるっと尾崎さん以外のメンバーが入場。SE無しのいつもの入場に対しフロアからは「SEないんだねぇ」とちらちらと聞こえつつ、ステージに目をやるも尾崎さんが入ってこない。メンバーが楽器を持ちやっと尾崎さんが入ってきた。そして奏でられたのは『5%』。フェスではクリープハイプに限らず一曲目に盛り上がる曲をやることが多いが、まさかのバラードしかもクリープの中でもかなりゆったりした曲を持ってくるとは。

 


「いつもはドSに始めるんですけど、優しい気持ちになって、しっとりと始めてみました。その方が痛くないと思ったんですけど、濡れました、みなさん?」と一般的に連想されるクリープのイメージに沿った煽りで尾崎さんが観客を盛り上げる。

そして、『鬼』、『おばけでいいからはやくきて』とタイアップ曲を連投。そして、「大炎上の歌を歌います」と『火まつり』へ。曲が始まるとこの日クリープと同じステージに立ったthe telephonesの演出で火が使われていたため、クリープが初めて武道館に立った時の『火まつり』の演出の再現が行なわれるかと思ったがそれはなかった。

 


再び尾崎さんが口を開き、「みなさんフェスの時に神セトリ(ここで尾崎さんが噛む)というじゃないですか。噛んじゃった、これじゃ噛みセトリか。こんなことはどうでもよくて、有名曲並べてるだけでペラペラな紙セトリなんですよ。今日は本気で神セトリやりにきました。」

 

そして、『ラブホテル』へ。この曲をクリープハイプが演奏し始めると冬が終わり夏に向かっていくんだなと思いつつ、大サビ前のMCに注目していると。尾崎さんが真下を向き、おそらく最前列付近の太客だと思われるオーディエンスに対して、「メンヘラ、メンヘラ言われるだろ? メンヘラの力、みせてみろ」と言いながら顔を振る奇行に走り「もうこれで舐められないと思うよ、大丈夫だと思うよ」とワンマン時のトーンで優しく語り大サビへ。この場面の尾崎さんは明らかにワンマンの時の姿であった。フェスだからと見にきた人にはどのように映ったのかは分からないが、愛があった。

 

ライブは中盤戦に移り、再びシングル曲の『イト』、『憂、燦々』、『二十九、三十』と神セトリを進行させていく。だが『イト』、『憂、燦々』では普段のライブでは見られない光景があった。それは『イト』のBメロで〈パンッパパン!フー!〉という合いの手をする者が多くいたのだ。そして『憂、燦々』ではサビで〈手を横に振る人〉がいた。ワンマン、少なくとも私が観てきた中ではこのようなことが起きた場面に遭遇したことはなく驚いた。恐らくワンマンに持ち込まれることはないと思うが。

 

「やりますか、セックスの歌」と告げ、『HE IS MINE』へ。この曲は前回のツアーから必ず演奏される曲ではなくなったがやはりまだ人気は高く歓声が上がり、あの言葉もみんな知ってますよとばかりに埼玉スーパーアリーナに鳴り響いた。

セカンドシングル『社会の窓』、そして『社会の窓と同じ構成』とアップテンポな曲が続く。

 

「ロックフェスというのは、パソコンとかスマホの画面上でライヴレポートを見ても、なんにも伝わらないと思います。そんな簡単なあらすじにまとめられてたまるかって思って、やってます」と生の気持ちよさを伝え、
「ビバラはずっと自分たちのホームだと思ってるんで、何かあったときに、帰ってきたいと思ってます。ここに栞をはさんでおきます」とラストの曲『栞』へ。

 

ここでクリープファンにとって二つの疑問が浮かぶ。
一つ目は、トリのバンドの最後の曲で発射される銀テープの言葉だ。1日目のKEYTALK、2日目のASIAN KUNG-FU GENERATION共にそれぞれに合った言葉が印字されていた。
二つ目は、アンコールを行うかどうかだ。前々回のツアーからクリープハイプはアンコールをやめた。この彼らの信条をフェスでも貫き通すのかということだ。フェスはやはり彼らだけのものでなく大人の都合、忖度もありどのようになるのかと。

 

 

 

結果は、
一つ目の言葉は「今年でこの4人になって10周年。おめでとう」という祝福だった。
二つ目は、アンコールを行なわなかった。演奏後プロデューサーの鹿野淳が登場し10周年を祝うメンバーの顔が描かれたケーキを渡し終演した。

 

 

 

終演後「神セトリだったねぇ」といろんなところから聞こえてきた。しかし、どう考えてもビバラのライブは“紙セトリ”だった。クリープハイプは“紙セトリ”を“神セトリ”のように見せかけたのだ。それはワンマンには来ない人にはこれくらいが“神セトリ”でしょ?だって太客やワンマンに行く人なら前回のツアーの方がよっぽど“神セトリ”だったしょ?と……考え過ぎかもしれないがそんな気がしてならなかった。

クリープハイプ史上初のフェスのトリは紙セトリであったがパフォーマンスは神パフォーマンスであった。

 

 

 

セットリスト

1. 5%
2. 鬼
3. おばけでいいからはやくきて
4. 火まつり
5. ラブホテル
6. イト
7. 憂、燦々
8. 二十九、三十
9. HE IS MINE
10. 社会の窓
11. 社会の窓と同じ構成
12. 栞

「音楽業界からは、死んだバンド扱いされました。」ーードラマチックアラスカが見放題東京2019で見せた不屈のロック魂【ライブレビュー】

「音楽業界からは、死んだバンド扱いされました。」

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終演後、Voヒジカタが放った鋭くも脆い言葉はドラマチックアラスカを見に来ていたファンにとっては真摯に受け止めなくてはならない言葉であった。

 

彼らの見放題東京でのライブは、事件でありファンは知っておくべきライブだった。

 

 

 ドラマチックアラスカは、2010 年同じ高校に通うメンバーで結成された“神戸”出身のフォーピースバンドである。代表曲は、『無理無理無理』、『人間ロック』、『リダイヤル』等。

youtu.be

 

今回彼らのライブを観たイベントは「見放題東京」いうサーキットイベントだ。

本場は大阪のイベントで、初開催は2008年からと10年以上続いており、今年の夏も19会場を用いて開催されることが決まっている。ドラマチックアラスカも2014年より出演しているイベントの東京編で今回の事件は起きた。

 

 

ドラマチックアラスカがステージに立ったのは、見放題東京のメインステージである新宿ロフトではなく、新宿RUIDOK4というキャパ350のライブハウスでのトリ前。

 

会場が暗転し、メンバーが一人ずつ入場。

メンバーが揃うと感情剥き出しの演奏が始まった。それに呼応するようにファンも思い思いに手を挙げ彼らの音楽を噛み締めていく。

 

 

MCでVo.ヒジカタが発した、「くすっぶっているバンドを見に来てくれてありがとう」という言葉にドキッとした。彼らの音楽は今の邦ロックシーンではどちらかというとマイナーな社会に対する不満、やるせいない自分への葛藤を歌う原来のロックである。そんな彼が音楽ではなく素の言葉として吐き出した。ロックバンドは自分のカッコ悪いところを音楽にし、発信することで共感を得るが、素の言葉で発せられた言葉は鬼気迫る本音であり共感よりも深い影響を与える。

 

 

その後も代表曲である『無理無理無理』、『人間ロック』を演奏していく。だが、これらの楽曲の重さが普段よりも何倍にも重く心に響いた。『無理無理無理』は、一部の状況しか知らずに誹謗中傷してくる輩を気にしてしまっている自分に対して、悩んでいないで自分の正義を突き抜けていけないことを歌う。『人間ロック』は、大人になるにつれ自我を殺して同調していかなければならないことを鍵を閉める「Lock」とし、音楽のジャンルであり生き方である「Rock」を絡め自分らしく生きることを歌う。

彼らの音楽は原来のロックであるが、邦ロックでは下火でありこの音楽をやっている彼らが受け入れらず、くすぶっているというのも自らが言うのであるのだから間違いない。だが、彼のMCが彼の曲の強度を増させたのも事実であった。自分のくすぶりを作品としてだけではなく、明確な言葉とともにライブで吐き出すことでいいライブになるのだ。

 

 

曲が終わると、更に悔しさが伝わってくる言葉を放つ。

「本家の見放題で、(2016年に)BIGCATでトリもやりました。そこに立った人はみんなZeppツアーに行きました。(同年に)東京でもLOFTでやりましたが今日ここでやっています。悔しいですけれど諦めたくないんです。」

見放題というイベントは関西バンドの登竜門であり、BIGCATで演奏したバンド、トリを飾ったアーティストというのはメジャーに羽ばたき多くがZeppツアーを行なっているのは事実だ。彼らがBIGCATでトリをした時に同じステージに立ったアーティストをあげると、My Hair is BadヤバイTシャツ屋さん、雨のパレード、打首獄門同好会である。いかに登竜門であり期待されたバンドが出演しているかが分ってもらえるだろう。

 

またドラマチックアラスカはデビュー当時から「神戸の最終兵器」と呼ばれ、KANA-BOONから始まり、THE ORAL CIGARETTESフレデリック等が続けてメジャーデビューした後には「関西の最終兵器」とまで言われるほど期待されている。だが現状としては、彼らのように羽ばたくことができず、同年代のヤバイTシャツ屋さんココロオークション、感覚ピエロに先を越されていった。

 

彼らがこのライブでここまで悔しさを吐露したのはやはり見放題というイベントであり用意されたステージに納得していないからだろう。

 

このステージの最後に演奏されたのが『TEPPEN』。

ドラマチックアラスカがまだまだこれから文字通り「TEPPEN」を、NO.1を目指していくという意思表明を音楽を通して伝えてライブは終わった。

 

 

オーディエンスからの大きな拍手で終わるかと思いきや、ライブ後に更に一言付け加えられた。

「音楽業界からは、死んだバンド扱いされました。それでも今日こんだけどの人が来てくれました。また頑張っていきます。」

ロックというものは、本来自らの生きたいように生きそれを言葉にし、音楽にし発信していくものである。だが、音楽業界はやはり資本主義の中にあり綺麗事だけでは済ませれないのも現実である。そして稼げない、ライブの動員が少ないアーティストは死んだバンドであると業界の大人たちは呼ぶのであろう。

しかし、ここで諦めたならば負けでありロックバンドではない。ライブ後にヒジカタがツイートしたように挫けてしまいそうになる日もあるようだが、ドラマチックアラスカのファンがいる限り、まだまだ諦めたくなく、勝ちたいと強く思うのだろう。

ファンも彼らに好むだけあって近しい経験、屈辱を味わっているもののまだまだ負けたくないから彼らの音楽を支持するのであり、日々を戦うのだ。

 

 

今回ヒジカタが発した言葉は見放題だから出た言葉であり、彼の言葉が曲との相乗効果をうみ感情を揺さぶられ最高なライブになった。

これからもドラマチックアラスカのロックを貫き、NO.1を目指して欲しい。

そして、このようなライブに出会うにはやはり現場にいなくては体感できないと改めて実感し、これからも現場に居続けようと強く思う。

【ひめはじめ4】―クリープハイプ愛に包まれたプレミアムライブでの出来事―【ライブレポート】

 ひめはじめーークリープハイプが年始に行うライブの企画名。ファンクラブ会員限定のライブでありかつ、キャパ140というかなりプレミアムライブである。

当たることを願いつつも当たらないだろうと思い申し込む人が多いだろう。そんな貴重なライブを観ることができたのでレポートしたい。

 オープン前の整列をパッと見た感覚では1割も男性はいなかったと思う9割5分が女性。今回のツアーで男性がかなり多くなったのがファンクラブ限定だと9割がた女性なのであまり驚きはない。

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この日は対バンであることは告知されているが、対バン相手はシークレットでありメンバーが登場するまで誰だか分からない。そんな中登場したのがyonige。メンバーが登場し、一呼吸を置き歓声が上がった。狭いライブハウスであるため後ろの方のオーディエンスがyonigeに気がつくのに時間がかかったようだ。

yonigeのライブは淡々と行われた。普段から粛々と行うイメージではあったがとてもあっさりとしていた。yonigeからしてみれば、シークレットでしかも好きかどうかも分からない人に向けライブをするというのは酷であろう。そんな中で普段通りというのは落ち着いていたのかもしれない。MCではyonigeのことをオーディエンスが知っているのかという不安を吐露。そして尾崎さんとの出会いを語った。尾崎さんとの出会いは、数年前同じライブハウスでマイヘアとライブをした時で、その時彼女らが1曲目に『さよならアイデンティティ』を演奏したのだがギターの音が変だったからすぐに出て行ったと尾崎さんに言われたそうだ。苦い出会いであったが呼んでもらえてよかったと話していた。

 

 

yonigeのライブが終わりフロア全員のお待ちかねクリープハイプの番だ。スタッフがステージ準備するのを眺めた。ゆきちかさんのエフェクターの多さ、その横にちょこんと置かれたスッキリした尾崎さんのエフェクターカオナシさんのベースに、ドラムの位置調整をする拓さん、普段あまり見ることのない情景に目を輝かせている人もいた。

 

 

フロアが暗転、クリープハイプが入ってくる。異様な静けさの中いつも通りSEなしにトイレに入っていくようなゆるさでステージ入場。フロアは目の前に広がる光景を実感することができずに拍手をする音が小さかった。静かなフロアに対して尾崎さんが、「運を使い果たしても、手は叩けるでしょうが」と煽り、やっと大きな拍手になった。ライブハウスの1番後ろにいる人だとしてもZepp系の最前列より近くにいる。ファンからしたらもう堪らない。しかもここにいるのはファンクラブ会員の太客だ。夢にも見なかった光景なのだ。

 

  1曲目に『泣き笑い』。こっちが泣きたくなるし、嬉しい。泣き笑いとはこのことか。「今年も一生のお願いをしていいですか」と問いかけ『一生のお願い』、『おばけでいいからはやくきて』、『私を束ねて』を立て続けに演奏。最新アルバムの曲が多めな序盤の展開でMCへ。

 「フェスっていうのはよくないね。対してよくなくとも手を挙げてもらったり、飛び跳ねてくれたりして。ここでやってた頃はあなたたちのように静かに観てもらっていた。なんか実家みたいだね。特に話すこともないし聞くこともない。ただいてくれるだけでいい。話すこともないので。」と尾崎さんが話した。彼らにとって太客であるフロアに対する最大限の愛を感じた。

 

話が終わると『クリープ』を演奏。先ほどまでとは一気に変わり懐かしい曲へ。「4年半ぶりにやります。こんな時もあったのだなと」と言い『ごめんなさい』。近年の作品とは違った自分へのイライラ感だ。現在のイライラが対外だとすれば内向的なイライラである。

そして、『わすれもの』を演奏し再びMCに。

「(公にはまだならないけど、ある大発表をして)まだ公表しないので忘れてください。忘れてくださいってことで『さっきの話』。」と『さっきの話』を歌う。なかなか演奏されない曲が次々と投下されていき、ファンにとっては堪らない。

尾崎さんが「(yonigeとマイヘアのツーマンを観た時に尾崎さんがサヨナラアイデンティティの音がミスっててすぐ出ていったことに対して)悪かったなって思います。あの時はイライラしてたんだと思います。今日はあの頃の曲をやれてよかったなと思います。」とyonigeとの出会いを振り返った。

 

『ABCDC』を演奏し、普段ならば『イノチミジカシコイセヨオトメ』のアウトロから繋げる所を今回は『ABCDC』から『手と手』へ、そして人気曲である『愛の標識』に繋いでいった。この曲は地域ごとに歌詞を変えるが今回は「下北沢のライブハウスを代表するデイジーバー」とホームであるライブハウスを取り上げ、フロアのテンションはマックスへ。

 「ファンクラブとかダサいと思っていたんですよ。でも人を好きになるのってダサいなって。自分よりも好きだったり偏って好きって。でもこの歳になって良さがわかりました。今まで(のひめはじめ)は年末フェスの曲をやってたけど今回は昔の曲を練習してきた。好きな方には伝えたいなと。

これからもあなたたちのような人のために歌います。」と、本日のライブの思いを語り、ラストに『二十九、三十』を演奏し、ひめはじめ4を終えた。

 

 

フェスでのよそ行きのクリープハイプ、ワンマンでの同僚のようなクリープハイプ、ファンクラブ会員限定ライブでの実家のようなクリープハイプ、全てがクリープハイプであり、太客にとっては全てが愛おしいのだ。

クリープハイプへの愛、クリープハイプからの愛で包まれた最高のプレミアムライブであった。

 

 

セットリスト

1.泣き笑い

2.一生のお願い

3.おばけでいいからはやくきて

4.私を束ねて

5.クリープ

6.ごめんなさい

7.わすれもの

8.さっきの話

9.ABCDC

10.手と手

11.愛の標識

12.二十九、三十

 

 MCは一言一句までは記憶することができないのでニュアンスで捉えてください。

 

2018年ライブを観たアーティスト全140組!!

2018年ライブを観たアーティスト

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2018年にライブを観たアーティストは、140組でした。

昨年は125組だったので15組ほど多くのアーティストを観ることができました。

観たアーティストは観たライブハウスと共に、下に掲載します。

 

今までは多くのバンドを観ることを目標にしていましたが、今年は観たいバンドを観るというのテーマとして1年を過ごしました。ずっと好きなクリープハイプ、2年前から熱心に追いかけているSUPER BEVER 、昨年出会ったハンブレッダーズを節目ごとに観れ、それぞれのバンドが変化していくのを実感できうれしく思います。

昨年末に解散を発表したQOOLANDの追っかけで地方のライブハウスに行き土地ごとの盛り上がり方、同じ好きでも表現の仕方の違いというのが面白かった。

 

3月にはイギリスのライブハウスにも行ってきました!!

英語は話せないし、チケットの買い方もわからずふらっと行った「100CLUB」というライブハウス。ネットにはキャパ300って書いてあってどんな小さな箱かな?と思って行ったら、大通りにありフロアも渋谷クアトロくらいの大きさで、バーカウンターは2個あるしイギリスは室内禁煙だから煙くもない。壁には出演したアーティストの写真が掲げられておりポールマッカートニーの写真もありました。

出演してたのはラモーンズのコピーをしているガールズバンドで結構人気があるのかたくさん人が入っていました。ギターの子が見た目中学生くらいなのにゴリゴリな演奏をするので上がった。

盛り上がり方は日本と全然違って手をあげるのがサビというわけではないし自分の上げたいところで挙げていた。基本的にみんな片手にビールを持っているのでそれを振る感じ。あと不思議だったのがライブ中でも当たり前のようにビールを買いに行くところ。僕の行くようなライブではこのような光景を見ることは滅多にないので新鮮でした。

 

 

最後に僕がライブハウスに行き始めてから1年くらい毎月のように通っていた「渋谷乙」というライブハウスが渋谷の再開発によって無くなってしまいました。オルタナティブロック、ポストロックを中心にしつつも、真正面のロックもラップも出るようなライブハウス。あの場で出会った音楽に今も助けられているし、忘れちゃいけない葛藤や闘争心を再確認できる場所でもあり、最高の秘密基地でした。移転地を探しているようなので営業再開が待ち遠しいです。

 

 

来年はどれだけのアーティストを観ることができるのか楽しみですし、どんなアーティストを観て過ごすのか今からワクワクです。

クリープハイプ、SUPER BEVERのチケットが当たっていないのが辛いです…)

 

 

2018年ライブを観たアーティスト全140組一覧

OVER THE DOGS 下北沢QUE

MONGOL800 新木場スタジオコースト

Fear, and Loathing in Las Vegas 新木場スタジオコースト

打首獄門同好会 恵比寿リキッドルーム

Creepy Nuts 恵比寿リキッドルーム

パノラマパナタウン 恵比寿リキッドルーム

フレンズ 恵比寿リキッドルーム

クリープハイプ 中野サンプラザ 武道館 ぴあフェス Zepp TOKYO 4回

Emu sickS  下北沢ERA

ハンブレッダーズ 下北沢ERA 新宿LOFT2 下北沢SHELTER 4回

deron deron deron 下北沢ERA

The Whoops 下北沢ERA 渋谷THE GAME    2回

えんま 新宿SAMURAI

宍戸翼 新宿SAMURAI

篠山浩生 新宿SAMURAI

小林要司 新宿SAMURAI

平井拓郎 新宿SAMURAI 下北沢ERA BAR2   3回

QOOLAND Zirco TOKYO2  群馬SUNBURST 

仙台FLYING SON 4回

君ノトナリ Zirco TOKYO

Lost and found Zirco TOKYO

あの日ヨリ。 Zirco TOKYO

雨の降らない世界。 Zirco TOKYO

the Marin Carin Zirco TOKYO

ムツムロアキラ 新宿タワレコ 渋谷WWW 2回

KAKASHI 新宿タワレコ

THE RAMONAS 100CLUB(ロンドン)

WERECATS  100CLUB(ロンドン)

WAFY 群馬SUNBURST

old flame 群馬SUNBURST

AIR TONIC 群馬SUNBURST

Ready at Dawn 群馬SUNBURST

ヨルニトケル 仙台FLYING SON

the  cibo 群馬SUNBURST

THURSDAY'S YOUTH 群馬SUNBURST 渋谷乙 2回

indischord 群馬SUNBURST

林 萌々子 Zepp Tokyo

KOTORI Zepp Tokyo 越谷EASYGOINGS 2回

BAN'S ENCOUNTER Zepp Tokyo

yonige Zepp Tokyo

39degrees Zepp Tokyo

SIX LOUNGE Zepp Tokyo 新宿LOFT 新木場スタジオコースト 渋谷O-Crest 4回

さよならポエジー Zepp Tokyo

Track's Zepp Tokyo

Unblock Zepp Tokyo

ハルカミライ Zepp Tokyo

THE SKIPPERS Zepp Tokyo

Hump Back Zepp Tokyo 越谷EASYGOINGS 2回

My Hair is Bad 武道館 ビバラ 日比谷野外音楽堂 3回

ゆれるあみ 新宿NINESPICES

山田亮一 新宿NINESPICES

Hakubi 下北沢LIVE HOLIK 下北沢CLUB251 2回

Mr. Nuts 下北沢LIVE HOLIK

Lucie.Too 下北沢LIVE HOLIK

kobore 下北沢LIVE HOLIK 府中Flight 2回

SUPER BEVER 武道館 豊洲PIT 新木場スタジオコースト 3回

KYETALK ビバラ

VIVA LA J-ROCK ANTHEMS ビバラ

Amelie  ビバラ 越谷EASYGOINGS 新木場スタジオコースト 3回

GOOD ON THE REEL ビバラ

コレサワ ビバラ

サイダーガール ビバラ

the  telephones ビバラ

ORANGE RANGE ビバラ

THE ORAL CIGARETTES ビバラ

グッドモーニングアメリカ 代官山UNIT 赤坂BLITZ 2回

SUNNY CAR WASH 府中Flight

mick  越谷EASYGOINGS

あいくれ ABBEY ROAD

マカロニえんぴつ越谷EASYGOINGS

ank ABBEY ROAD 下北沢SHELTER 2回

Shout it Out 越谷EASYGOINGS

POT 越谷EASYGOINGS 渋谷duo 新木場スタジオコースト 3回

ポタリ ABBEY ROAD

Cloque. ABBEY ROAD 渋谷CHELSER HOTEL 2回

MOSHIMO 越谷EASYGOINGS

それでも世界が続くなら 下北沢QUE

忘れらんねえよ 下北沢QUE

ハヤシング 下北沢ERA BAR

vivid undress 新宿SAMURAI

MINT mate box 新宿LOFT

First Impression 新宿Motion

Mr.WiENER 新宿ACB Hall

SUNs 新宿Marble

FILTER 新宿SAMURAI

Goodbyes 新宿Motion

WOMCADOLE 新宿LOFT

アカシック 下北沢GARDEN

劇場版ゴキゲン帝国 下北沢REG

Split end 下北沢Daisy Bar

the shes gone 下北沢MOSAIC

TOKYO HEALTH CLUB 下北沢近松

林青空 下北沢QUE

EVERLONG 下北沢SHELTER

THE ラブ人間 下北沢GARDEN

ネクライトーキー 下北沢CLUB251

フィッシュライフ 下北沢BASEMENT BAR

ircle 渋谷O-WEST

FABLED NUMBER 渋谷WWWX

みるきーうぇい 渋谷MilkyWay

ズーカラデル 渋谷WWW

HERO COMPLEX 渋谷CHELSER HOTEL

ウソツキ 渋谷O-WEST

Saucy Dog 渋谷O-EAST ぴあフェス 2回

感覚ピエロ 渋谷O-EAST

for better, for worse 赤坂BLITZ

UNISON SQUARE GARDEN ぴあフェス

レルエ ぴあフェス

岡崎体育 ぴあフェス

Dr.DOWNER ぴあフェス

BLUE ENCOUNT ぴあフェス

King Gnu ぴあフェス

フレデリック ぴあフェス

LONGMAN ぴあフェス 下北沢SHELTER 2回

ASIAN KUNG-FU GENERATION ぴあフェス

reGretGirl 下北沢SHELTER

the quiet room 下北沢SHELTER

Sams 渋谷DESEO

限りなく透明な果実 GATEWAY STUDIO

ヨルニトケル 渋谷乙

日向文  GATEWAY STUDIO

yeti  let you notice 渋谷DESEO 渋谷乙 2回

篠塚将行 渋谷DESEO

春ねむり  渋谷乙

つしまみれ 渋谷乙

クリトリック・リス 渋谷乙

イエホカルマット 渋谷乙

reach me down 渋谷乙

2 新宿LOFT

パンのみみ 下北沢SHELTER

アオノオトシゴ 下北沢SHELTER

ENTH 新木場スタジオコースト

DizzySunfist 新木場スタジオコースト

04 Limited Sazabys 新木場スタジオコースト

Halo at 四畳半 渋谷O-Crest2 2回

CHERRY NADE 169 渋谷O-Crest

ghostnote 渋谷O-Crest

Ivy to Fraudulent Game Website 渋谷O-Crest

CIVILIAN 渋谷O-Crest

fox capture plan JAZZフェス

juJoe 渋谷乙

 

 

4回

クリープハイプ

ハンブレッダーズ

QOOLAND

SIX LOUNGE

3回

平井拓郎

My Hair is Bad

SUPER BEVER 

Amelie

POT

2回

The Whoops

ムツムロアキラ

THURSDAY'S YOUTH

KOTORI

Hump Back

kobore

Hakubi

グッドモーニングアメリカ

ank

LONGMAN 

Cloque. 

Saucy Dog 

yeti  let you notice

Halo at 四畳半

ぼくらには、まだロックを歌う平井拓郎が必要なようだ。〜【juJoe】結成に際して〜【ディスクレビュー】

ぼくらには、まだロックを歌う平井拓郎が必要なようだ。

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2018年4月7日、平井拓郎が6年やっていたQOOLANDは解散した。そしてこれを機に平井は、ロックを歌うことを辞めた。
ロックを歌うことに一区切りがついたと言いギター、エフェクターを売りに出し、彼なりの覚悟がファンにも伝わってきた。

 

QOOLANDは日本では第一線にはなりにくい、労働者階級のロックを軸にしながら一歩ずつ階段を登りメジャーデビューしたバンドだった。今のシーンを追っている人なら分かるだろうが労働者階級のロックは少ない。その理由はバンド音楽を聴く層が大学卒業とともに一気に減るからだろう。若い層はバイトをしているとはいえ、正社員の責任や膨大な残業を経験することはなく、労働者の気持ちは分からない。そして社会人になった途端に音楽を聴く人数が減れば、労働者階級のロックを歌ったところで届く人数は言うまでもなく少ない。少ないということは、自明であるが売れることはない。

私はQOOLANDが解散し平井拓郎がロックを辞めたことで、日本における労働者階級のロックが死んだとブログに書いた。

tsubasa518.hatenadiary.com

 

しかし、平井拓郎は労働者階級のロックをやりに帰ってきた。そして、「juJoe」というバンドを結成した。 

彼がロックを再び歌うきっかけはある事件による。今作のジャケットにも書かれているが、バンドが解散し3ヶ月ほど経ったある日ラーメン屋で頼んでもいない唐揚げをおしぼりで拭いていたそうだ。精神科に行くと重い鬱だと診断された。バンド解散前は月の半分ライブをしていた時もあり、ある意味これがシャブのように作用し、シャブが切れた状態になっていたという。もちろん平井はシャブをやっていないが、彼が歌詞に盛り込んだ60年代後半のロックバンドが薬漬けであったのをふと想起させられる。
精神科で平井は「もう一度バンドをやれよ」と言われ、再びバンドをやることになった。
QOOLANDのファンがロックを歌う平井を待ちわびていたのは言うまでもないが、彼が再びロックを歌う決意をした話を聞くと、彼も内在的にはロックを歌うことを待ちわびてたのではないだろうか。

 

juJoeとしてのファーストアルバムは、QOOLAND時代の60年代後半の洋楽を意識した曲やタッピングを多用する曲から、現代の邦ロックに寄せた楽曲になり、QOOLANDを知らないリスナーを増やす可能性を秘めている。歌詞に関しては、明らかに労働者階級のロックだ。QOOLANDが解散し社会でやるせない日々を送っているファンに光が差すようにと歌う『閃光』、10年前と変わらず権力に反抗する意思を持っていると歌う『三十路』と労働者階級のロックを歌詞に込めている。

 

労働者階級のロックが日本で売れないからといって、辞めてしまっていいのだろうか。少なくとも彼が愛してるだろう60年代後半のロックバンドは信念を貫いていた。
いつまでjuJoeが続くは誰にも分からないが、ロックを歌う平井拓郎が帰ってきたことは労働者階級のロックを求める者にとって一つの光となるはずだ。

 

 

 

juJoe official

note.mu

 

juJoe 音源

linkco.re

 

【ディスクレビュー】クリープハイプのファンに向けた愛が詰まったアルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』

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今作は間違いなくここ数年のクリープハイプの全てを表した作品である。

再びクリープハイプの人気が出てきてることもあり、丸くなったと思うかもしれないがそれはお門違いだ。

 


クリープハイプの変化は数年前から確実にあった。そしてそれがこのアルバムで明確に表出したのである。この事について考えていきたい。

 


クリープハイプの変化をライブでは感じることができていた。

2016年のFC限定ツアーあたりから、ワンマンにおいて明らかにファンに寄り添ってきた。それはクリープハイプ側が媚を売ったわけではない。ファンとクリープハイプ両方が歩み寄った形であった。

なぜ初めに寄り添いを感じたのがFC限定ライブだったかというと、

FCに入るだけあってクリープハイプの良いところも悪いところも分かっているファンとそのファンを信頼するクリープハイプという関係があったからだろう。

そして、このツアー以降の自ら主催のライブはどこの会場もアットホームな雰囲気に包まれていた。それが顕著に表れているのが、MCだ。MC中、メンバーの顔を見ていると笑顔が絶えない。楽しそうに話し、時にはファンの掛け声に答える。このような状況下でファンは多幸感に包まれないわけがない。クリープハイプもファンもお互いに楽しいのだから。

 


このような多幸感というものに包まれている「今」に作られたアルバムだからこそ、丸くなったと思うのだろう。

 


少し話が変わるが、このアルバムには違和感を感じる部分がある。それは、作品中盤の「おばけでいいからはやくきて」、「イト」、一曲飛んで「陽」のところだ。タイアップ曲が並ぶこのパートは、他の楽曲とはテイストが違うのが感じることができる。タイアップ曲であるため、タイアップ先の要望が入るため完全なクリープハイプ楽曲ではない。このことによって、よそ行きなのが伝わってしまう。

だが、これも今のクリープハイプを表していると思う。

クリープハイプのフェスや自主企画でない対バンライブを考えて欲しい。この時の彼らは、どこかよそ行きであり人見知りをしているようにうつる。

MCの言葉遣いは固く暗い。またメンバー間の絡みも少ない。もちろんファンだけではなく時間が空いてるから観に来たという客に対して優しい態度をとる余裕がないのだろう。

このような様子が上で述べたタイアップ曲の雰囲気につながるのではないだろうか。

 

 

 

ここまでこのアルバムが近年のクリープハイプの全てであると書いた。

そこでぼくは、このアルバムが今まで苦楽を共にしてきたファンに向け作られたのだと感じる。

それは〈昔々あるところに独特の世界観を持ったバンドがおったそうな

変な声だと村人から石を投げられて泣いていたバンドを救ったのは

変な感性を持った変な村人だった

そうやってどうにかこうにか変な時代を変な村人に支えられながら

変なバンドは生き延びていった〉という歌詞である。クリープハイプ節と言わんばかりの身内ですらも皮肉対象にしながらも言わなければいけない言葉、ここでは「感謝」をファンに対して遠回しに伝えている。ここまで明らかにファンを歌った曲はない。そして、この歌詞を噛み締めていると、ワンマンライブ終演後に、「ありがとうございます」と言いながら頭を下げるクリープハイプが目に浮かぶ。

 


ファンに対して寄り添ったアルバムだからこそ新規リスナーや奇抜なイメージを持っていた音楽ファンもクリープハイプの持つ真の優しさ、愛情を感じることができ今作が受け入れやすくなっているのだろう。もちろん長くクリープハイプを追いかけている太客にとってはクリープハイプの「全て」と捉えて最高傑作と思うのだ。

 

 

『泣きたくなるほど嬉しい日々に』/クリープハイプ

01.蛍の光
02.今今ここに君とあたし
03.栞
04.おばけでいいからはやくきて
05.イト
06.お引っ越し
07.陽
08.禁煙
09.泣き笑い
10.一生のお願い
11.私を束ねて
12.金魚(とその糞)
13.燃えるごみの日
14.ゆっくり行こう

 

クリープハイプHP

http://www.creephyp.com/

 

栞MV

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大晦日=root13.がライブをする日

9月13日は、僕にとっての大晦日です。

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晦日は普通は12月31日のことを指すけど、その日に向かって一年を過ごす人にとっては12月31日が大晦日ではないとおもいます。
12月31日が大晦日と思っている人が多いのは、フジロックライジングサンでしょう。フェスのために一年を過ごし、この日のために貯金をするらしいです。

 

僕にとっての大晦日は、9月13日です。この日のために毎年過ごして、9月13日は何があろうと仕事を休むと四年前から決めました。というよりそうなりました。

 

4年前の9月13日、大事なバンドroot13.が活動休止した。
root13.と出会わなければ、こんなに音楽を好きになっていなかったと思うし、違う人生を歩んでたかもしれないと大袈裟でなく言える。

3年前の9月13日、活動再開ライブが行われた。
2年前、1年前の9月13日もワンマンがあるからと大阪に行った。

いつからか9月13日に大阪に行くことが、root13.のライブを見ることが、当たり前になっていた。そして、手帳には9月13日に真っ先に"root13."と書くようになった。
気がついたら9月13日が僕にとっての大晦日になっていた。

 

 

今年は、ライブではなくツイキャスであるが、9月13日にroot13.を観れることが嬉しい。

まだ今年の9月13日が終わっていなが、もうすでに来年の9月13日が楽しみだ。

 

 

MV: 曖昧なディア

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