9月1日を迎えるにあたってみるきーうぇいが2枚のアルバムをサブスクリプション解禁した。
9月1日問題とは
9月1日問題とは1年間の中で若い人(18歳以下)の自殺者が多い日という統計が出ていることからいう。
9月1日新学期初日、「何かしらの理由から学校へ行くことよりも死を選んだ方がまだいい」という事から自ら死を選んでしまうのではないだろうか。
まず言いたいのは、学校に行きたくなかったら行かなくていい。
学校に行かなくても死ぬわけではないし、適当にやり過ごして卒業すりゃあいいからだ。
みるきーうぇいとは
正式メンバーの伊集院香織(gt.vo.)とサポートバーシスト、サポートドラマーを迎え3ピースで活動している。
大人になるのをやめたを軸にし、伊集院の実体験を元に描かれるいじめや十代特有の苦悩を、全世代が腑に落ちる形で音楽を通して届けている。
8月の最後の週にみるきーうぇいがサブスクリプションを解禁
8月28日に、「大人になるのはもうやめだ」、「地獄で会えたらキスしてね」をサブスクで全曲配信を始めた。
今までは代表曲の数曲だけであったためアルバムとしては初。
みるきーうぇいの曲には、この9月1日を迎えることを好んでいない人にとって共感する曲が多くある。
その中から3曲紹介したい。
「カセットテープとカッターナイフ」。
いじめや集団生活の希望のなさ、監視社会の窮屈さを歌いながらもカッターナイフを投げつける事で自分を環境を変えるという曲である。
すぐに何か行動することが出来なくとも屈する必要はない。
屈することのない一助になるの曲だ。
この曲については平成狂想曲でも述べているのでそちらも参考にして欲しい。
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「夜の公園」
夜の公園であの子と手持ち花火をしたりアスレチックをしたり楽しみたいと歌う。
だがそれは参考書を破り捨て、着信を全部無視してだ。
学校や親といった、不自由なものから逃げ自らのしたいことをしたいと願う曲である。
逃げることは悪い事ではない。自分で自分を殺さないように自分の正義に乗っ取り行動することが必要だ。
逃避することを正当化してくれる一曲。(自分の好きな人には迷惑がかからないように)
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「世界で一番悲しいこと」
この曲では世界で一番悲しいことを自分の好きなことを列挙する中で語っている。
序盤で好きな小説が読めなかったり好きな音楽が聴けなかったりと誰にでも当てはまるような例を挙げる。
しかし、本当に一番悲しいことは「何をしていても、思い出すこと。」だという。
何を思い出すのかというと、亡くなってしまった仲のいい人のことである。
亡くなるということはもう何があっても会うことが出来ない。
その一方で残された人は、生前を思い出してしまうことが悲しいということを歌っているのだ。
あなたもその一人なのである。
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おわりに
窮屈に押し潰されて我を失ってしまうのならば自分の正義を貫いて欲しい。
犯罪は犯して欲しくはないが人に危害を与えなければ逃避する事は生きる上で必要だ。
幸運にもあなたは音楽という逃げ場所を持っている。
音楽は裏切らない。
今回紹介したみるきーうぇいがサブスクリプション解禁にはそんな思いがあるのではないだろうか。
どうか今日も生きて欲しい。
もし何かの参考になれば