あなたにとって現実とはなんですか?
あなたは何を持って現実と言いますか?
一般的に現実とは、ネットの外のことを指さと思います。
しかし、ネットの中のあなたは現実では無いのでしょうか?
あなたはきっとTwitterのアカウントをいくつか持っていると思います。
リア垢、趣味垢、鍵垢、裏垢。
これらが一つずつと言うわけでなく、スポーツや映画など趣味で分けていたり、大好きな仲間だけの鍵垢を作っていたり、いくつかも多種多様なアカウントを持っていると思います。
どれが本当のあなたですか?
答えは、全てがあなたです。しかし、どれもあなたではないです。
それぞれのアカウントごとに、あなたの個性が発揮されています。
これに加えてネットの外のあなたもいます。
さあ、さてどれがあなたにとって本当の自分ですか?
あなたの中で答えは出ましたか?
恐らくあなたの出した答えは間違っています。あなたは、色濃く映るものを一つを想像したでしょう。
しかし、それはあなたではありません。
本当のあなたは、全てを足したものです。
リア垢、趣味垢、鍵垢、裏垢、ネットの外、学校、会社、友人、恋人に向かう姿、家族の前での姿、全てを足したものです。
しかし、それを全て知るものあなた以外にはいません。
下手したらあなた自身も把握していないかもしれません。
さて、もう一度お伺いします。
あなたにとって現実とはなんですか?
あなたは何を持って現実と言いますか?
西片例さんの『崩れゆく輪郭の果てについて』を観て考えたことです。