つばさブログ

音楽を聴いて思ったことを既存メディアや所謂プロとは違う角度から届けるべき人にお届け!Twitter@tsubasa518

ディスクレビュー

午前2時フミキリに望遠鏡を担いでったのは今は昔、 午前4時SNSに「死にたい」と呟いた。-Hakubi/『追憶』ディスクレビュー

〈午前2時 フミキリに 望遠鏡を担いでった〉は、BUMP OF CHICKENの代表曲「天体観測」のワンフレーズである。この曲は午前2時、街が静かになった時間に出掛けることの背徳感と、好きな人と出掛けるも素直な気持ちを伝えられない、二つのドキドキが相まって…

「夢に敗れる」ことを知っているバンド、それが"ひかりのなかに"

まだまだ希望に満ちている10代であるのに「夢に敗れる」ことを知っているバンド、それが"ひかりのなかに"である。 2017年高校の軽音部で、ヤマシタカホ (Vo. Gt .)、たけうちひより(Ba.)、ジョー(Dr.)により結成された。疾走感のあるメロディーに、若…

FILTERらしさを吐き出し、新たな挑戦を吸い込んだ『Our Breathing』

FILTERらしさを吐き出し、新たな挑戦を吸い込んだ『Our Breathing』 FILTERとは 2nd Mini Album『Our Breathing』をリリース 『Our Breathing』レビュー おわりに FILTERとは FILTERはフェスティバルサウンドが魅力的な柏市出身の男女混成5人組バンド。 代…

ロックバンドドラマチックアラスカ、「ジュブナイル」で青春をリスタート

ロックバンドドラマチックアラスカ、「ジュブナイル」で青春をリスタート ロックバンドドラマチックアラスカ、「ジュブナイル」で青春をリスタート 新曲「ジュブナイル」MVを公開 ドラマチックアラスカとは 「ジュブナイル」で描いた青春の意味とは? 『最後…

【9月1日問題】#しんどいくんへ がしんどい人にみるきーうぇいを聞いてほしい。

9月1日を迎えるにあたってみるきーうぇいが2枚のアルバムをサブスクリプション解禁した。 9月1日問題とは みるきーうぇいとは 8月の最後の週にみるきーうぇいがサブスクリプションを解禁 「カセットテープとカッターナイフ」。 「夜の公園」 「世界で一番…

今作がBiSHの転換期か?『GiANT KiLLERS』/BiSH

アーティストにとってメンバーの卒業や加入は、大きな転換期になることがある。 BiSHは、アイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・D からなる楽器を持たないパンクバンドだ。BiSHの初ミニア…

マイへアが本当に伝えたいこととリスナーが求める音楽の乖離 My Hair is Bad、“boys” レビュー

マイヘアほどリスナーが求める音楽と自分たちがやりたい音楽が乖離していたバンドはいないと思う。 1.マイヘアのイメージとは? 2.マイヘアのもう一つの伝えたいこと 3.「ラヴソング」、「闘志を燃やすロック」に加えて生まれた新たなテーマ 4.「人生」を伝…

ぼくらには、まだロックを歌う平井拓郎が必要なようだ。〜【juJoe】結成に際して〜【ディスクレビュー】

ぼくらには、まだロックを歌う平井拓郎が必要なようだ。 2018年4月7日、平井拓郎が6年やっていたQOOLANDは解散した。そしてこれを機に平井は、ロックを歌うことを辞めた。ロックを歌うことに一区切りがついたと言いギター、エフェクターを売りに出し、彼なり…

【ディスクレビュー】クリープハイプのファンに向けた愛が詰まったアルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』

今作は間違いなくここ数年のクリープハイプの全てを表した作品である。 再びクリープハイプの人気が出てきてることもあり、丸くなったと思うかもしれないがそれはお門違いだ。 クリープハイプの変化は数年前から確実にあった。そしてそれがこのアルバムで明…

今から知っておきたいバンド2017年編 ネバーエンディング思春期を待っていた!「ハンブレダーズ」

僕らの青春はまだ終わらない。終わらせない。 青春とはなんだろうか?やはり一番ピンとくるのは少女漫画で描かれるような高校生の甘酸っぱい恋愛だろう。だが、少女漫画は創作物でイケメンでも美人でもない。台本通りに進む恋もまずまずない。しかし、好きな…

今から知っておきたいバンド2017年編 エモーショナルなロックバンド「kobore」

イベント当日に知ってライブで泣いたのは初めてだった。 koboreとの出会いは、THE NINTH APOLLO主催のライブイベント「本当のチケットフリーイベント」だった。曲を知るどころかバンド名も正直聴いたことがなかった。だけど、泣いていた。 「涙のあとに」と…

今から知っておきたいバンド2017年編 シューゲイザーの新鋭「羊文学」

羊文学との出会いは、YouTubeで観た『春』という曲だった。青文字系の女子大生が、昼間の公園で演奏するサムネイル。いわゆるゆるふわガールのポップミュージックが流れてくると思って、再生ボタンを押した。流れてきたのは、想像もなんかしない歪んだギター…

今から知っておきたいバンド2017年編 最高に気持ちのいいフェスティバルサウンド「FILTER」

再生ボタンを押した瞬間に両手を挙げていた。男女混成5ピースオーケストラバンドFILTERが1月に「Cold Mountain」を発表した。「Cold Mountain」に収録されている「Last Dance」が最高に気持ちがいい。心踊る打楽器のリズムに、壮大なメロディーに重なり合う…

【My Hair is Bad】過去と決別し、現在を大切に【mothers】ディスクレビュー

マイヘアを聴くと付き合っていた恋人のことを思い出す。 いや、思い出したいのかもしれない。 My Hair is Badがメジャーセカンドアルバム『mothers』をリリースした。 前半は、前作を踏襲したようにロックな曲と恋愛の曲が入り混じる。 まず、「復讐」では殺…

【My Hair is Bad】記憶は幻、別れは運命。【運命 / 幻】ディスクレビュー

My Hair is Bad 『運命/幻』 大きな喧嘩をしたわけでも、どちらかに非があるわけでもなく好きな人との別れを迎えてしまうことがある。きっとそれは日々積み上げてきたものが一気に崩れ落ちたのだろう。 『時代をあつめて』以降、椎木は男性の目線と女性目線…

夏休みを待っていました!Summer vacations

「夏休み、早く来てよー!」。 今年は花火にキャンプにバーベキュー!!もうしたい事が沢山あって頭にポンポンと浮かんでくる。そんな夏休みがグループ名の佐伯香織(ex さよなら、また今度ね)、MC武蔵野銀行(either)、DJ ®️unning Man(グッバイフジヤマ…

冒険に出たくなるバンドEasycome、『風の便りをおしえて』をレビュー

冒険に出たくなるバンド【Easycome】 雲一つない青空が一面を覆う日は、全てを投げ出して冒険に出たくなる。コンクリート打ちっ放しの10畳にも満たない部屋の中でパソコンに向かってレポート書いている。部屋に入ってくる太陽光は燦々としているのに。 そん…

ぼくの音楽遍歴を教えます。ー音楽年表2013年から2016年までー

先日、同期に「今何聴くの?」って話してる時に「聴く音楽性が変わったねー。」って言われて確かに今聴くのは、SUPER BEAVER、LONGMAN、QOOLAND、04 Limited sazabys。確かにどんどん変わっているのは自分でもわかっているし、なんとなくぼくの音楽年表をま…

【My Hair is Bad】「women」ではなく「woman's」の理由

「women」ではなく「woman's」の理由 1 不可思議なタイトル 新潟県上越市出身スリーピースロックバンド、My Hair is Badがメジャーファーストフルアルバム『woman's』を発表した。 メジャーファーストアルバムということでかなり期待がかかるが、アルバム名…