「PARASITE DEJAVU」で山中拓也が語った、ヒトリエwowakaさんへの思い。
THE ORAL CIGARETTESのデビュー5周年を記念して、泉大津フェニックスで二日間に渡って「PARASITE DEJAVU」というイベントが開催された。
THE ORAL CIGARETTESとは
奈良出身の4人組ロックバンド。BKW(番狂わせ)を合言葉に、人の持つ暗い部分や人への愛をアップテンポな曲にのせて届けている。
wowakaさんへの思い
「PARASITE DEJAVU」1日目の終盤、かなり温まった会場に対し、一呼吸付き、トーンを落とした山中拓也はしみじみと口を開いた。
「大切な人を失った時に後悔のないようにしてください。
でも失ってもいなくなった人は出会えてよかったと思っていると思うから。
その人の分まで生きればいい。」と語り“See the lights”を歌った。
“See the lights”は、人との別れをテーマに過去を振り返っても意味がなく泣かずに目の前の道を進んで行けという曲である。
以前から交流があったこと、開演前に会場内で流れていたヒトリエの音楽を考えると、この選曲を考えると恐らく山中拓也発言は、ヒトリエのボーカルwowakaさんに対してではないだろうか。
そしてこの言葉は、ファンに向けて話しているが、wowakaさんに向けた言葉であり、何より山中自身を前向きにさせるために自分自身に向けた言葉ではないだろうか。そして、これは自分自身を鼓舞する側面を持つロックとしての現れであろう。
また「PARASITE DEJAVU」2日目に「嫌い」という曲が演奏された。この曲には〈私をかばって死んだんだもん そんなあなた本当に「嫌い」〉という歌詞があり俯きながらかなり強く歌っていた。
きっと「PARASITE DEJAVU」にもヒトリエに出て欲しかっただろう。しかしそれが叶わないのならば、と会場のBGMにし、思いを口にした。
おわりに
どんな人であっても死が訪れるのは残念ながら必然である。だが死にとらわれず一つ一つの出会いを大切にし、大切な人のために生きていく。THE ORAL CIGARETTESとして、大事にしなくてはいけないテーマがまた一つ明確になった瞬間である。
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