つばさブログ

音楽を聴いて思ったことを既存メディアや所謂プロとは違う角度から届けるべき人にお届け!Twitter@tsubasa518

隠キャのクリープハイプと陽キャのTHE ORAL CIGARETTES―PARASITE DEJAVU クリープハイプライブレポートー

隠キャのクリープハイプ陽キャTHE ORAL CIGARETTES―PARASITE DEJAVU クリープハイプライブレポートー

f:id:tm2000-518:20190909204655j:plain

「PARASITE DEJAVU」、今回の公演はTHE ORAL CIGARETTESがデビュー5周年を記念して行われたイベントである。

 

1日目はTHE ORAL CIGARETTESのワンマンライブ、2日目はオーラルにとって欠かせないバンドによる対バンイベントであり、クリープハイプは2日目に出演した。

 

他の出演者をみると少しクリープハイプが浮いているように感じるし、少しばかり好きな層というものも違った印象を感じる。実際にクリープハイプのグッズを身につけている人は他の出演者よりも少なかった。

 

それでもクリープハイプを「PARASITE DEJAVU」に呼ぶ理由がTHE ORAL CIGARETTESのボーカル山中拓也の中ではあったようだ。「尾崎さんにはお世話になっていて、忙しいのに電話でこういうイベントをやる事を伝えて、日程とか色々含めて伝えたら、日程が厳しいのに『うん、出る』と言ってくれた。」とこの日のオーラルのMCで山中は話した。山中自身、尾崎さんに対して感謝があるようだ。そして尾崎さんにとっても後輩として好きである事が二つ返事で出演を決めたところから滲み出ている。

 

 

 

 

いつも通り、クリープハイプのスタッフさんによるセッティングが終わるとメンバーがステージに上がり、リハーサルが始まった。

リハーサル1曲目“愛の標識”は、一般的な認知度が高いこともあってクリープハイプのグッズを身につけていない人も盛り上がっていた。一方、リハーサル2曲目“おやすみ泣き声、さよなら歌姫”、3曲目“大丈夫”はあまり知られていないようで手をあげている人はクリープハイプのグッズを身につけている人であった。

 

 

この日のジングルは即興でヒューマンビートボクサーKAIRIが務め、尾崎さんを除くメンバーが登場。そして、いつも通りに遅れて尾崎さんが入ってくるがいつものような怠そうにゆっくりというよりはテクテクと入ってきた。

 

尾崎さんがギターを持ち開口一番に「こう見えて口でしてもらうの好きなんですよ……オーラルセックス。」

もちろん演奏される曲は“HE IS MINE”。この日はBPMの速いバンドが多く出ていたイベントであったのでこの曲を一番に持ってきたのだろうか。だがTHE ORAL CIGARETTESを文字ってオーラルセックスと言いイベントのオーディエンスを盛り上げるとは。

大サビのあの言葉を言う前には、THE ORAL CIGARETTESのキラーチューンの一つであり、前日の1曲目でも演奏された“BLACK MEMORY”になぞらえて「ブラックメモリーでなくてピンクメモリーを作りましょう」とオーラルの曲を自分色に変えて沸かせた。

 

 

曲が終わり、何を思ったか尾崎さんが「どうもOfficial髭男dismです。」と言い最近の定番曲“鬼”、 “おばけでいいからはやくきて”を続けてプレイ。

なぜ髭男の名前を言ったのか分からないまま2曲が終了した。

 

 

 

MCに入り尾崎さんが、「しなきゃいいのにまたエゴサしたんですよ。そしたらクリープは休憩だね。って書いてあって。休憩か。休憩してもらっていいんですけど。観てくれてありがとうございます。休憩といえばラブホテル」と言い“ラブホテル”。この曲は夏の曲であり、夏フェスシーズンももう間も無く一区切りがつく。この曲も当分聞けないのか……となりつつ大サビへ。大サビで曲が止まるのを知らない方もいたようだが、尾崎さんが話し始め「さっきOfficial髭男dismって言ったのが気になっていて。クリープハイプです。」というと笑いが起き、「でもそんな言いたくなる世界観も空気も夏のせい」とよく晴れた日の午後一番まだ夏の暑さ残る泉大津フェニックスに〈夏のせい〉が響き渡った。

 

 

タイアップ曲で認知度の高い“イト”を演奏、そしてゆったりとしたバラード“5%”で真昼間の野外をディープな雰囲気に変え終盤へ。

人気曲である“イノチミジカシコイセヨオトメ”で再び会場をあっためると、山中拓也との話へ。

 

 

「最高の図鑑、図鑑って言っちゃった。時間でした。

オーラルとは昔からの付き合いで後輩なんですけど、大きくなりすぎて困ってます。ずっと後輩として慕ってくれてありがたいな…でも当たり前か。

ぼくらは隠キャですが彼らは陽キャで。でも根っこの部分は一緒で。

久しぶりに拓也と飲んだら、あいつ暗くて安心しました。(笑いが起きる。)

(山中が)ホールツアー(に関して)でいろいろ質問してきてこっちが親身に答えたら。『はいはい』って相談したことに満足しちゃって。(ステージ上のモニターに映る山中は苦笑い。)

後輩の前で散りたいと思います。」

 

散るといえば、この1年で確実にクリープハイプの代表曲となった“栞”でフィニッシュ。アウトロではマイクを通さずに何度も何度も「ありがとう」と言っていたのが印象的であった。

 

 

尾崎さん、山中、両名から聞けたお互いへの気持ちというものは静かであっても熱いものを感じた。

この先もこのようなアーティスト同士の絡みあいをもっとみたいと思う人は多くいるだろう。

クリープハイプは、自ら主催の対バンイベントをほとんど行ってきていないが、尾崎チルドレンや尾崎さんを慕うバンドの人気が出てきた。

もし今ツーマンツアーをやるならばどのアーティストを呼ぶのだろうか?

想像するだけでワクワクしてしまう。

皆さんはどのアーティストとの対バンを見てみたいですか?

 

 

 

クリープハイプPARASITE DEJAVU セトリ

 

リハーサル1.愛の標識

リハーサル2.おやすみ泣き声、さよなら歌姫

リハーサル3.大丈夫

 

1.HE IS MINE

2.鬼

3.おばけでいいからはやくきて

4.ラブホテル

5.イト

6.5%

7.イノチミジカシコイセヨオトメ

8.栞

 

 

[http://:title]

 

[http://

:embed:cite]

 

 

[http://

:embed:cite]